都民ファーストの会

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都議会財政委員会(土地信託議案)

2016年2月7日

平成27年10月2日、都議会財政委員会で、新宿駅西口にある新宿モノリスという都所有の高層ビルに関する土地信託が議案となりました。

 バブル経済の頃、地価高騰にならないような都有地の活用方法として、土地信託制度が利用されました。私は、このビルは、ほぼ満室のテナントが入居しており、これまでの配当収入や今後の見通しを検証した結果、引き続き土地信託をおこなうべきと発言しました。

 ところが、他党では信託せずに都が直接所有して管理すべきという意見があったのです。都がやることは、何でも反対的な考えも垣間見えました。しかし、不動産管理は都の専門外であり、直接管理するリスクの方が大きいと思うのです。

 このビルの累計配当収入は500億円を超え、今後も年間12億円程度の収入が見込まれる優良物件です。また、市場調査会社や不動産鑑定士など専門家の意見も同様だったので、やはり、土地信託の延長が相応しいと、私は判断しました。

財政委員会で質問する木村基成

財政委員会で質問する木村基成

 

持続可能な社会

2016年2月7日

小金井市剣道連盟創立50周年記念誌に「持続可能な社会」をテーマした祝辞を載せて頂きました。以下、抜粋。 

 スポーツの意義として、健康増進やレクレーションの側面が重視されることがありますが、剣道、弓道、茶道、書道など道がつくものは、人間形成と深く関連し、一言で言い表せない深い世界観を感じます。

 平成27年3月に、東京都は「東京文化ビジョン」を発表し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを、文化発展の契機にしたいと考えています。東京は、日本古来の精神に裏打ちされた文化を基礎に、洋の東西を問わずあらゆるものを受け入れてきたことで、世界に類を見ない多彩な文化都市となりました。

 剣道に代表されるように、道を極める精神性は、まさに日本の連綿と続く歴史であり、文化そのものではないでしょうか。

 昨今、日本人の心根が少しずつ衰えているという指摘があります。持続可能な社会とは、自然環境など目に見えるものだけを守ることではないと思うのです。例えば、剣道の中にある精神性のように、次世代を担う日本人が身に着けるべき価値観を引き継ぐことこそが、持続可能な社会を構築するための原点だと存じます。

 また、政治においても、剣道に通じる考え方が必要だと感じています。謙虚な心、慈愛に満ちた心、気高き心、不動心、強い信念などは、小金井市や東京都が直面する課題を解決する上で必要だと感じます。変節は信頼と安定を欠き、批判のための批判からは何も生まれないからです。

 以前、マレーシア建国の父と称されるマハティール元首相と会談した際に、日本人は自分達の特性を忘れてしまったのかと言われました。マレーシアでは、日本人の道徳観をはじめとする精神性や必死に戦後の復興に取り組んだ様子を目の当たりにして、これからは日本を見習おうという意味で、ルックイースト政策(マレーシアから日本は東に位置する)を掲げたと伺いました。マハティール元首相から、日本へのエールを頂いたことを思い出します。

 更に、英国BBCの調査で明らかになったように、世界には日本が良い影響を与える国として評価する国が沢山あります。評価理由の根底には、やはり、相手を敬う心や礼の心などが関係していると思うのです。

 剣道の精神は、公に資する大切な価値観だと思います。持続可能な国づくりのために、心身を鍛錬した人が一人でも多く輩出され、なお一層ご活躍下さいますようお祈り申し上げます。

東京都議会議員 木村基成